小説

『美しい彼』(凪良ゆう/葛西リカコ)レビュー!

恋愛という意味ではなく清居の背景も不憫で、そこはストレートに切なく辛かったです。ただ、それだけに、清居には平良が、平良には清居がなくてはならない唯一無二の存在なんだと思えました。一生離れられないだろうなと思えるカップルって大好きです!


ひとつ気になるのは、小山くん! 天然魔性的な吸引力がありつつ、とっても良い子で大好きなキャラクターなので、小山くんのスピンオフがあれば読んでみたいです。


2巻、3巻は平良と清居の2人が成長して絆もさらに深まっていくので、気に入った方はぜひ続編も読んで欲しいです。陰キャ×キングの格差BL『美しい彼』、おすすめですよ!

《あらすじ》
幼い頃から周囲に馴染めず、うまく言葉が伝えられない「吃音症」に悩む平良一成。両親が彼を気遣って買ってくれたカメラで何気ない日常を写す日々を送り、自分の人生に半ば諦めを感じていました。そんな彼が一目で恋に堕ちたのはクラスの人気者の清居(きよい)です。彼は誰ともつるまず平等に冷酷で、クラスの頂点に君臨する王(キング)。平良は強烈に清居に惹かれ、昼食の調達に使いっ走りと中誠を尽くすのですが……。

(文/牧島史佳)

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牧島史佳

BLに生かされてます!ハピエン好きだけど、作品が良ければメリバも読む(かもしれない)です。

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