【新刊】近藤旭『番が幼くなりまして 世話焼きΩのαごっこ』レビュー
は~。生きてるうちにオメガバースのリバが拝めるとは思ってもみませんでした。ありがたいです。だってオメガバースってあれじゃないですか、受け攻め固定だからこそのオメガバースみたいなところあるじゃないですか。それがオメガバでリバですよ?なんて、ありがたい!生きていると願いが叶うことってあるんですね……。
しかも!そうは言っても、幼児化していて通常モードじゃないからリバもあり得るんでしょって思ったそこのアナタ!描き下ろし後日談を読んでください!五体投地しちゃいますよ!
リバって本当にいいものなんですよね。愛がしっかりと感じられます。さらにこの『番が幼くなりまして 世話焼きΩのαごっこ』はオメガバースで番。強い絆で結ばれていて、景介は介護士だし、老後まで安心できるカップルです。エロも楽しめるし、愛も強くて、溺愛ものが好きな方にはたまらないオメガバースだと思います。オススメですよ!
《あらすじ》
好きなことは頼られること、嫌いなことはΩ扱いされること、という、介護士でΩの景介。不慮の事故で議員秘書の千鶴(α)と景介は番になってしまいます。突然始まった番生活は、いちいちΩの体質に口を出してくる千鶴の過保護さに加えて、発情期になると本能に抗えず千鶴を求めてしまう自分のΩ性に景介は苛立ちを募らせるばかり。ある日、ひょんな事からついに景介の怒りが大爆発!! 怒りに任せて千鶴に思いっきり頭突きをお見舞いすると…何故か千鶴の精神だけが幼児化してしまったから大変! やむなく面倒を見ていた景介ですが、心だけ幼児化した千鶴が段々可愛く思えてきて…?
(文/牧島史佳)