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【新刊】灰崎めじろ『失恋ヤクザ花嫁になる』レビュー!

ピュアで切なくてエロくて心温まるファンタジーBL!

《解説》
『鬼が慕うは祟り神』や『恋獄のミレニアム』などの灰崎めじろ先生原作の新刊ボーイズラブコミック『失恋ヤクザ花嫁になる』。『野良鬼拾いました』『鬼が慕うは祟り神』の「鬼シリーズ」4冊目です。孤独に生きてきた極道者の虎牙(こうが)と美しくて一途なバケモノ・ぎんが描かれます。灰崎めじろ先生ワールドが広がる、不思議と優しい気持ちに包まれるファンタジーBLです。

《感想》
『鬼が慕うは祟り神』を何度読んでも泣けてしまう筆者は本作もウルウルしちゃいました。


ぎんは人型でないときはどろどろのバケモノだし、言葉はたどたどしいけど、とってもピュアで一途。一生懸命尽くしてて健気です。虎牙も想い人に健気な気持ちを抱えてて……。なのに、うぅ、切ないです。

そして、ぎんと虎牙が実は……! ぎんが本当に健気で一途で、ますます切なくて愛おしくなりました! 灰崎先生の純粋で健気な異形ものに弱いです。涙腺ゆるゆるになっちゃいます。


また、灰崎先生のBLはエロがエロくていいですよねぇ。ぎんがどろどろバケモノなので触手プレイが楽しめるし、人型でも虎牙を美味しそうに優しく愛していて、見ていて幸せな気分になります。虎牙は攻められて赤面して色っぽいです。お漏らしもかわいかったです。

灰崎めじろ先生らしい、ピュアで切なくてエロくて心温まるファンタジーBL、『失恋ヤクザ花嫁になる』。ほっこりとエロが同時に楽しめますよ!

《あらすじ》
ヤクザの虎牙は美しくて一途なバケモノ・ぎんに突然“嫁”認定されてしまいます。妾の子で孤独に生きてきた虎牙は、突然ぎんの能力で二人きりの異世界に飛ばされてしまい、至れり尽くせりのスローライフを過ごすことを余儀なくされます。朝昼はお食事、夜は触手責め……虎牙はただ自分だけを愛してくれるぎんに心が癒されていって……。

(文/金子ほの花)

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金子ほの花

ファンタジーやケモミミも大好きです!