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【新刊】『夜明けの唄1』(ユノイチカ)レビュー!

世界観にグイグイ引き込まれ、大型ワンコに萌えるファンタジーBL!

《解説》
圧倒的な筆力をたずさえた新人・ユノイチカ先生のデビューコミックスとなる、ボーイズラブコミック『夜明けの唄1』。治癒の力をもつ従者であるアルトと、村のために夜な夜な戦う短命の戦巫女・エルヴァが描かれます。宿命と恋が絡みあうファンタジーBL、第1巻となっています。


《感想》
すごい世界観ですね! 圧倒されました!
場所も時代もわからないエキゾチックな世界のファンタジーですが、すんなりと入っていくことができました。おそらく作者であるユイノチカ先生の中で設定がしっかりとあるのと、それを伝えることができる画力がすごいからだと思います。グイグイとこの世界のなかに引き込まれてしまいます。


すごいのは絵や設定や物語だけでなく、萌えも!! まっすぐで健気なワンコが立派な大型ワンコになるの大好きです! 成長する攻め(この巻ではっきり攻めとわかるわけではないですが)っていいですよね! 年下従者攻めというのも良き! アルトはスパダリの匂いもします。


エルヴァは美人で可憐で強くて、そして不憫。戦巫女は孤独で短命であるというところが切なくてグッときます。気丈なツンデレがデレるところをもっと見たいという気にさせられます。


第1巻は続きが気になるところで終わってます。エルヴァの体は大丈夫なのでしょうか? アルトの過去は? これからの2人は……!? 次巻で終わるのでしょうか? 次巻が待てなくて、現在、電子書籍ストアで無料になっている第1巻の続きとなる第5話を読んでしまいました。でもでも、もっと先を早く読みたい! ファンタジーBL『夜明けの唄1』、次巻が楽しみです!


《あらすじ》
黒い海からくる化け物と闘うたびに、命が蝕まれてゆく戦巫女のエルヴァ。それを知った少年アルトは憤り、エルヴァが救われる術を探しながら、そばにいることを誓います。そうして8年のときが過ぎ、アルトは精悍な青年へと成長します。ともに過ごす日々のなかで降りつもった恋心を、そっと胸にしまったまま。一方、数年の命と思われたエルヴァは、何故かアルトと過ごすうちに回復の兆しをみせていて……!?


(文/牧島史佳)

イーブックジャパン


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牧島史佳

BLに生かされてます!ハピエン好きだけど、作品が良ければメリバも読む(かもしれない)です。

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