【新刊】『恋愛感情論2』(相葉キョウコ)レビュー!
他人の感情が見えちゃう!?さらに甘くなった新感覚BL第2巻
《解説》
『ディレイル』や『プライベート・リビドー』などの相葉キョウコ先生の新刊ボーイズラブコミック『恋愛感情論2』。他人の感情が記号になって見える特殊体質の涼真と、感情の見えづらい大学生・青山和の出会いが描かれた前作『恋愛感情論』に続いて、その後の彼らが描かれます。すれ違いがじれったくてキュンとなる、相葉キョウコ先生が贈る新感覚BLです。
《感想》
前作を読んだときに、他人の感情が記号になって見えてしまうのはファンタジックな設定のようですが、共感覚や心理学が引き合いに出されたりして、結構リアルに感じるのが面白いと思いました。
そんな特殊体質の涼真ですが、今回は感情が見えなくなって……!?
不安になっちゃう涼真が切なかわいいです。和の好き好き感情も見えるようになっていたのが見えなくなっちゃったし、実験材料だったから自分の価値観がなくなっちゃったように思えちゃうのも仕方ないですよね。
でも、そんな涼真の不安を大きく包み込んじゃう和がステキ! 和って実はスパダリですよね! ボーっとした陰キャかと思いきや、超お坊ちゃんで文武両道のハイスぺで、意外とまっすぐで愛情も深い! ハイスぺの年下ワンコ攻めってたまりません!
この2巻目でますます和のハイスぺぶりとかわいさを見せつけられちゃいました。デコ出しのピシッとキメたスタイルにはノックアウトです。カッコかわいい!
2人の絆もより深くなって甘くて幸せな2巻目『恋愛感情論2』でした。興奮した和が暴走気味になって、涼真がそれを悦ぶエッチも良かったです。ふふふ。相葉キョウコ先生はいろんな角度で、エロくて色っぽいエロを描いてくれるのも良いですよね!
《あらすじ》
他人の感情が記号になって見える特殊体質の涼真。ある日、初めて見る「黒いモヤ」の感情を持った大学生・青山と出会います。涼真は青山から心理学の実験材料にしたいと頼まれ、徐々に2人の距離は縮まっていきます。やがて、青山と恋人になり、感情の見えづらかった彼から熱烈な“好き”を浴びる甘い日々。でも、涼真は突然感情が見えなくなってしまい……。
(文/幸山桃子)
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