BL情報サイト「ちるちる」主催の「BLアワード2022」ノミネート発表&投票開始!
■越境する商業BL
『ソラニン』などで有名な浅野いにお先生や、人気少女漫画家のミユキ蜜蜂先生を始めとして、BL以外のジャンルで活躍されている作家の、男性同士の関係性を描いた作品が例年よりも多く見受けられました。
また『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』や『AIスピーカーと独身サラリーマン』など非BLレーベルで連載されているBL作品が多数あることや、映像作品でも男性同士の恋愛を扱ったものが浸透しつつあることから、今後もさらにBL読者の裾野が拡大していくことが予想されます。
■2021年の特徴
□”光”の日常系全盛期
「光のBL」が昨年の勢いそのままに大流行中。「光のBL」とは、相思相愛なカップルを描いた明るいハッピーエンドのBL作品のこと。なかでも昨年は、日常に寄り添った比較的物語の起伏が少ない”日常系”作品が高い人気を集めています。年々作品数も増加傾向にあることから、”光”の日常系BLの全盛期といっても過言ではないと言えます。
□コミックにも本格ファンタジーの波
小説では一大ジャンルとして確立している本格ファンタジーが、コミックでも注目されつつあります。新人作家・ユノイチカ先生のデビュー作『夜明けの唄』は、本格ファンタジーBLコミックとして発売前から重版がかかるなど異例の大ヒット。小説でもWeb発の超長編『背中を預けるには』シリーズが人気を集めるなど、今後コミック・小説共に本格ファンタジーBLの波が来ることが予想されます。
□SNSで広がる#創作BLタグ
Twitter等のSNSでハッシュタグ「#創作BL」が空前のブームとなっています。誰でも簡単に読んだり投稿したりできる手軽さから拡散力も高く、BLトレンドの火付け役となることもあります。また、アマチュア作家がSNSへの投稿をきっかけに人気を集め、プロとしてデビューを果たすなど新人作家の登竜門としても注目されています」(「ちるちる」コメントより)
そんな「BL」ジャンルが世の中に浸透しつつある中、商業BLも年々人気を拡大しており2021年には4200タイトル以上(紙・電子媒体のコミック・小説を合算)のBL作品が発売に。
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