放送開始のアニメ『天官賜福』レビュー
花嫁姿の主人公がかわいい!神谷浩史さんの声もピッタリ!
ついに『天官賜福』日本語吹き替え版のTVアニメシリーズが放送スタートしましたね。見られた方はいかがだったでしょうか?
『天官賜福』は2020年10月より中国のbilibili動画にて配信が開始され、総再生回数3億回を突破した大人気の中国アニメ。今年1月からTVアニメシリーズが放送された『魔道祖師』を手掛けられた墨香銅臭先生の時代劇ファンタジー小説が原作となっています。
『魔道祖師』の原作は中国BL小説ですし、『天官賜福』も同じくBL小説のようです。墨香銅臭先生の作品は公式で受け攻めの固定が推奨されいて、別のキャラクターと恋愛関係になることは望ましくないとされているようです。『天官賜福』では謝憐(シエ・リェン)という白い服のキャラクターが受け、三郎(サンラン)という赤い服のキャラクターは攻めとされているのだとか。ただ、アニメ化は『魔道祖師』と同じようにブロマンスとして描かれていると思われます。
7月4日に放送された第1話ではまだまだプロローグという雰囲気ではありましたが、主人公の謝憐(シエ・リェン)はなかなかにとんでもないパワーを持っていて、問題児として見られているようでした。本人はあまり重く受け止めずにおちゃめな性格のようです。神谷浩史さんの声も合っていると思いました。
花嫁が鬼に連れ去られているらしい事件の解決のために、謝憐(シエ・リェン)が花嫁になりすましていましたが、とても美しくて色っぽかったです。恥じらいを見せるところはまたかわいいです。
三郎(サンラン)はまだ謎が多い不思議な少年のようですが、これからどのように展開していくのでしょうか。過去シーンも登場して、気になるところです。
蝶が舞うシーンが印象的な映像も美しかったです。『魔道祖師』の水墨画のようなムードとはまた少し違って、風光明媚な世界が繰り広げられていました。
これからどんな物語を見せてくれるのでしょうか。わくわくと楽しみです。
(文/牧島史佳)
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