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TVアニメ『さんかく窓の外側は夜』(ヤマシタトモコ)レビュー

冷川がSみを出したり、おもむろに「入るよ」と言ったり、三角が気持ちいいとウブく感じちゃったり!? もちろん、エロそのものではないのですが、そのものじゃないからこそ、薫り立つエロさが良かったです! 正直言って、実写映画版よりもそのあたりは原作により近くて満足できそうな気がしました。


冷川と三角のこの特別な関係性が描かれると、のちのちの2人の絆や人間ドラマ展開の見ごたえも違ってくると思うので重要だと思うんですよね。『さんかく窓の外側は夜』はただの除霊バディもののホラーミステリーではなく、成長と再生を描いた人間ドラマとしても深く描かれているので、TVアニメシリーズでどのように見せてくれるのか、今後の展開が楽しみです。


あ、ホラーシーンはやっぱり怖かったので苦手な方は注意してくださいね。ストーリーはサクサクと進んで、もう半澤刑事が登場して、謎の殺人事件も。もう少し2人の除霊バディとして仕上がっていく仕事ぶりを見たかった気もしますが、あとに描かなきゃいけないストーリーがたくさんあるから、長くなってしまいますものね。TVアニメシリーズの1話めはギュッとストーリーが整理されて、サクサク進むことが多いので違和感はなかったです。


除霊師・冷川と霊が視える三角を描いた『さんかく窓の外側は夜』。原作に寄り添った描き方をしてくれるのじゃないかと期待しています!

《あらすじ》
昔から不気味なモノを「視て」しまう体質の三角康介は、偶然出会った除霊師・冷川理人にその才能を見い出され、心霊探偵コンビを無理やり組まされてしまいます。
「これは運命の出会いですよ」
三角に執着する冷川と危うげな冷川を放っておけない三角。さまざまな事件を解決していくなか、浮かび上がる“運命”の真実とは……?

(文/松川水七見)

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松川 水七見

まつかわ・みなみ BLならなんでも好きな猛者です!甘々から闇系まで美味しくいただけます。

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