あの文豪がBLを!川端康成が愛した“少年”とは?『少年』70年ぶりに刊行

床に入って、清野の温い腕を取り、(中略)私の渇いた脣が彼の額やまぶたに落ちている

誰もが知る文豪・川端康成が手掛けた、知られざるBL作品『少年』が2022年3月28日に新潮文庫より刊行されることが決定!


川端康成没後50年にあたる4月を期に、川端康成の『少年』が新潮文庫より刊行されます。今作は、これまで全集でしか読めなかった、貴重で珍しい作品。1冊の本になるのは、目黒書店より単行本が刊行された1951年以来、なんと70年ぶりのことです!


旧制中学の寄宿舎で、川端康成が愛した〈美しい後輩の少年〉。ひそやかな2人の特別な関係とは……?
互いにうなじも唇もゆるしあっていた2人の間に起きた出来事と、痛切な別れ……。本作を執筆するまで封印していた青春のつまずきとはなんだったのでしょうか。


 『伊豆の踊子』につながる川端文学の原点に“BL”があったとは驚きです! 注目の問題作が発売となります。

川端康成は1968年にノーベル文学賞を受賞、72年に突然の自死を遂げました。日本を代表する文豪が、少年時代、〈ヤングケアラー〉ともいえる悲惨な暮らしをしていたことは、あまり知られてはいません。


大阪市天満此花町に生まれた川端康成は、幼くして父母を亡くし、七歳にして祖父と2人暮らしするようになります。家計は貧しく、大坂府立茨城中3年生の時は、学校から帰ると病中の祖父を介護し、世話をする日々だったとか。尿瓶の底に響く小水の音を「谷川の清水の音」と表現した感性の持ち主でしたが、客観的にみれば、まさしく「ヤングケアラー」の典型ですよね。介護の甲斐もなく祖父が死ぬと、文字通り独りになった川端康成は16歳にして中学の寄宿舎に入り、卒業までここで過ごします。

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松川 水七見

まつかわ・みなみ BLならなんでも好きな猛者です!甘々から闇系まで美味しくいただけます。

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