TVドラマ『先生のおとりよせ』(中村明日美子・榎田ユウリ)レビュー

ドSな官能小説家役の向井理さんはメガネも似合っていてハマっています。美少女漫画家のフェミニン男性な中田みるく役の北村有起哉さんもヒゲだけどやわらかな雰囲気があっていてとっても良いです。お互いがお互いをいけ好かないと嫌って反発しながらケンカするようすにはニマニマ！　反発し合うってことは波長が合うということ！　ケンカップル的ないいコンビになりそうなムードがはじめから漂っています。

そして、このドラマの注目はやっぱりお取り寄せ！　序盤のオイルサーディンからして美味しそうです！　美味しそうに口元に運んで食らいつくようすにお腹鳴っちゃいそうになりました！　向井理さんのほころんだ口元がまた美味しそうで！　咀嚼の音もそそります。

音は大事ですね！　テレビでは匂いは残念ながら伝わらないですが、音はしっかりと刺激されます。琥珀糖でそれをさらに感じました。榎村が取り寄せた琥珀糖を中田が噛んだとたん、心地いいほどのシャリッとした音が。食感と歯ごたえが見てるほうも再現できるほどです。中田が取り寄せた甘栗を剥くときにも、剥く感触が再現されちゃいました。
感触を再現できちゃうと、もう口の中は味を求めて唾液が出てきちゃいます！　この時間に飯テロは罪深いですよね！　食べたくなって仕方なくなっちゃいます。

お取り寄せの品はとっても美味しそうだし、榎村と中田のお取り寄せマウントの取り合いと小競り合いっぷりも美味しかったです！　編集長も配達員もひとくせふたくせあって個性的だし、これから面白くなりそうです。配信もあるので気になる方はぜひチェックしてみてください！

《あらすじ》
官能小説家の榎村遥華（向井理）はある日、漫画家とのコラボ作品の執筆の話を持ちかけられます。忙しい彼は一度はオファーを断るものの、コラボ相手が榎村の大好きな巨乳キャラを手がける漫画家の中田みるく（北村有起哉）だと聞かされて、話を進めることに。榎村はいったいどんな美女だろうかと妄想を膨らませて、中田に喜んでもらえそうな“お取り寄せグルメ”をいそいそと用意するのですが……！

（文/幸山桃子）

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