【新刊】重い実『愛しのXLサイズ・続々 限定版』レビューをお届け!
“三角座りダルマ”な山本くんがかわい過ぎ!?
《解説》
独特のタッチで笑いと愛を描く重い実先生の人気作『愛しのXLサイズ』の第3巻目となるコミックス。愛され体質の山本くんとイケメンでアナコンダ級の小林くん、酒造で働く元同級生カップルが描かれます。
《コメント》
は~、ごちそうさまです!! 期待通りの相変わらずの2人が見られてとっても幸せな気分になりました! 前作で遠距離恋愛ののちに小林くんの実家の小林酒造に就職した山本くん。物理的な距離も縮まって、初っ端からイチャイチャが止まりません。
重い実先生のカップルは2人とも溺愛で重くて甘いのがいいんですよねぇ。攻めの目つきが悪くてジットリと受けをロックオンしている執着具合もたまりません。この小林くんはアナコンダ級な凶器を持っているし。がんばってアナコンダを受け入れちゃう山本くんは山本くんで、ナニゴトにも一生懸命でかわいいんですよね。かわいいのに、ベッドでの口調が荒っぽかったり、漢前な面があるところも好きです。
今回も山本くんはかわいくて、個人的な見どころは、ひとりでうちにいるときに小林くんのTシャツを着てうずくまっている姿!あの彼シャツの三角座りダルマ?なんていえばいいんでしょう?言い表せない状態なところもツボです。あの三角座りダルマな山本くんが可愛すぎて、フィギュアが欲しいです!
独特の空気と笑いの重い実先生ワールド炸裂!
あと、重い実先生の独特の空気感、すごく好きなんです。不穏な感じがして、周囲のキャラも意味深で何か起こりそうで、でも平和なところが大好き。笑いの要素もいいんですよねぇ。ふふふ…と低い声でひとりで密かに笑いながら読みたいものです。
今回も満喫できました。2人がイチャイチャしまくって、不思議な時の流れの中でお酒を造っていって……大きな起伏はないのに、まったく飽きを感じさせないのがすごいです。ず~っと見ていたい2人です。飲みやすい日本酒のように、いくらでも飲めて、気づいたときには2人の愛に泥酔しています。もう、可愛すぎて「いっぱい のめるもん」Tシャツも欲しいです。着ます。
《ストーリー》
大学の飲みサーかと思いきや、ガチなお酒マニアなサークルで知り合った山本くんと小林くん。小林くんはアナコンダ級なことが原因で『イケメンなのに童貞』という宿命を背負っていました。しかし、山本くんに同情され誘われて脱童貞を果たし、2人は恋人同士に。
大学を卒業した小林くんは三重の実家に帰って酒蔵を手伝い、山本くんは一人前の蔵人になるために奈良で修行していましたが、念願叶って小林酒蔵に就職。ともに働きはじめますが、山本くんは一人前になるまでは小林くんと距離を保とうと、頑なに一人職場近くのアパートで暮らしています。
そして、洗米の季節がやってきて、2人は美味しいお酒を目指してお酒造りに精を出していきます。
[限定版小冊子]描き下ろし28P小冊子付き
(文/牧島史佳)
(情報は記事公開時のものです)
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●紹介作品
『愛しのXLサイズ・続々 限定版』
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