【新刊】じゃのめ『宵々モノローグ』レビューをお届け!
賑やかで楽しくてキュンキュンする、映画部シリーズ第4弾!
《解説》
じゃのめ先生が手掛ける大人気の『黄昏アウトフォーカス』シリーズ第4弾!高校の映画部を舞台にした、きらめく青春ラブストーリーです。帽子がトレードマークの元副部長・稲葉礼と恋愛体質の新入部員の吉乃詩音が描かれます。
《コメント》
そうきたかー!と思ってしまいました!じゃのめ先生の引き出しの多さを感じましたし、とにかく読んでいてわくわくキュンキュンが止まりませんでした!この映画部シリーズはきらきらのときめきが感じられるシリーズだと思うんですが、それがどの巻でも感じられて持続しているのがすごいです!
今回は映画部の元副部長で帽子と眼鏡がトレードマークの稲葉礼がメインキャラクターとして描かれることを、じゃのめ先生のTwitterで知っていました。礼は寡黙なので静かなお話なのかなぁ……と思いましたが、全然違ってとっても賑やかで楽しいお話でした!主人公となるのは礼じゃなく、新入部員の吉乃詩音という新しく登場するキャラクターのほうです。
賑やかでかわいい新キャラクター・詩音!
この詩音がすごく賑やかで面白くて目が離せなくなるキャラ!恋に恋してるタイプで、彼氏を作るために映画部に入部したと堂々と言ってのけちゃうほどです。普通ならあざとくてウザくて鼻についちゃうキャラクターに陥りそうですが、そんなことまったくありません。
詩音のことを素直にかわいいと思えるし、空回りしてる姿さえ応援したくなります。詩音はゆるふわに見えて冷静なところはとても冷静で、相手のことも自分のことも分析できているところがいいです。あと、何気にいろんなスキルが高くて軽々とやりこなしてる漢前な面も魅力的で、萌えます。映画部に対してもいい加減なことをせずに誠意持って取り組むのも好感もてるんですよね。それに、華奢なのに腕力もバイタリティもあって、ラストではアッと言わせてくれますよ、ふふふ。
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