TVアニメ『ギヴン』(キヅナツキ原作)レビュー!新作アニメ情報も!
青春!音楽!恋愛!切なくもキュンキュンするバンド青春BL
《解説》
新書館の「シェリプラス」にて2013年ハル号から連載されているキヅナツキ先生原作の大人気BL『ギヴン』をアニメ化したTVアニメシリーズ。
『ギヴン』はフジテレビが運営する動画配信サービスFODで実写ドラマ化され、2021年7月17日から配信予定となっていて話題になっています。
卓越したギターの腕前を持つ高校生の上ノ山立夏、彼が出会った同級生の佐藤真冬、バンドメンバーの大学生・梶秋彦と大学院生・中山春樹を中心に、恋愛や成長していく姿が描かれるバンド青春BLです。声の出演は矢野奨吾さん、内田雄馬さんのほか、中澤まさともさん、江口拓也さん、浅沼晋太郎さん、今井文也さんと豪華キャストです。
《感想》
フジテレビの人気の深夜アニメ枠”ノイタミナ”で2019年に放送され、ノイタミナでは初のBL漫画のアニメ化となった『ギヴン』。フジテレビは初のBL漫画のドラマシリーズ化『ポルノグラファー』もありましたし、『映画 ギヴン』も製作したBLの劇場アニメのレーベル「BLUE LYNX」もありますし、BLに力を入れているのではないでしょうか。BLファンとしては嬉しいですね!
TVアニメシリーズの『ギヴン』は原作のテイスト、そのままでアニメ化されていると思います。くすんだ日々を送っている立夏が真冬の天才的な歌声に出会って色づいてゆくさま、また、真冬は辛い過去を抱えながら立夏によって新しい世界と新しい自分を知っていく喜び、その高揚感がうまく描かれています。
お互いが呼応するように惹かれ合っていく立夏と真冬の恋愛にはキュンキュンしてしまいます。立夏は自分が真冬に惹かれていることに気づかずにいて、やがて恋を自覚していくようすにはニヤニヤしちゃうんですよね。対して真冬は心に傷があって、見ていて苦しくなるほど切ないですが、応援したくなります。立夏と真冬の「高校生組」の恋はみずみずしさがあってドキドキしちゃいます。
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