ドラマ『ギヴン』を視聴したライターのレビューをお届け!FODで配信中!〈3〉
気になるキャラクターの再現度は……!?
〈1〉と〈2〉に続き、ドラマ『ギヴン』のレビューをお届けします!
キヅナツキ先生原作のBL漫画『ギヴン』が動画配信サービスFODで実写ドラマ『ギヴン』として制作され、配信されています。『ギヴン』は4人のロックバンド・the seasonsのメンバーを中心に恋愛や成長していく姿を繊細に描いたバンド青春BLです。
筆者はキヅナツキ先生原作のBL漫画をはじめ、アニメシリーズ版も劇場版『映画 ギヴン』も見ていて、このレビューは軽くネタバレなどもあるので、予備知識なく見たい方はご注意くださいね。
〈2〉でもお伝えしてきましたが、キャラクターそれぞれに思わず感情移入してしまう『ギヴン』。実写化でどのように演じられているかもファンは気になるところ。演じられる俳優たちがどんな雰囲気でどんな再現度なのかお伝えしたいと思います。
主人公の上ノ山立夏を演じるのは、今回初の単独主演となる鈴木仁さん。立夏はのめりこんでいたギターへの情熱も薄れてきて、くすんだ毎日を送っていました。立夏の少し不貞腐れた感じとか、ちょっと尊大な雰囲気とか、鈴木仁さんは感じさせてくれます。それでいて、良い意味でどこにでもいる男の子で、ちょっとヘタレなところもよく出ています。八木アリサさん演じるお姉さんの弥生とのやり取りも、姉に頭が上がらない弟っぽさがいいです。
立夏が出会う弦の切れたギターを抱えた同級生の佐藤真冬はさなりさんが演じます。原作での真冬には線の細い男の子のイメージを持っていて、当初筆者はさなりさんとは少し雰囲気が違うかなと思っていたのですが、ドラマを見ていくうちに真冬とさなりさんのイメージが重なるようになりました。
人との距離感が独特で、テンポもマイペースな真冬らしさがあり、ピュアで黒目がちで立夏になつく子犬のようなところはまさに真冬だと思いました。
(次のページへ →2)
※〈コメント注意事項〉個人を特定する情報、また誹謗中傷や他人に不快感を与える投稿はお控えください。ことわりなく削除する場合があります。