鈴木仁主演ドラマ『ギヴン』を視聴したライターのレビューをお届け!FODで7月17日配信予定!〈2〉
原作で印象的なシーンが音付きの実写だとさらに…!
〈1〉に引き続き、ドラマ『ギヴン』を一足早く視聴したライターのレビューをお届けします!
キヅナツキ先生原作のBL漫画『ギヴン』がフジテレビの運営する動画配信サービスFODで実写ドラマ『ギヴン』として制作され、2021年7月17日0時から配信予定となっています。『ギヴン』は4人のロックバンド・the seasonsのメンバーたちを中心に恋愛や成長していく姿を繊細に描いたバンド青春BLです。
筆者はキヅナツキ先生原作のBL漫画をはじめ、アニメシリーズ版も劇場版『映画 ギヴン』も見ていて、このレビューは軽くネタバレなどあるので、予備知識なく見たい方はご注意くださいね。
ドラマ『ギヴン』では今回初の単独主演となる鈴木仁さんが高校生でバンドを組んでいる上ノ山立夏を演じます。そして、さなりさんは立夏の出会う弦の切れたギターを抱えた同級生の佐藤真冬役、井之脇海さんが立夏とバンドを組む大学生の梶秋彦役、栁俊太郎さんが同じく大学院生の中山春樹役を演じます。
〈1〉でお伝えしたように冒頭は上ノ山立夏がギターをかき鳴らす姿で始まりますが、オープニングから一転、立夏の高校生活の風景のシーンへ。そうそう、『ギヴン』は学生ものでもあったなと思い起こされます。学校のリアルな雰囲気のキラキラしたざわめきと、それと対照的な立夏の漫然としたモノローグが重なり、立夏の誰に向けるでもないイラ立ちが伝わってきます。
そんな学生生活の中で立夏は佐藤真冬と出会います。昼寝しようと立夏が向かった場所で先にうたた寝してる真冬。逆光で靄がかかったように見える真冬は天使のような寝顔で、ドキッとさせます。無防備でかわいいです。きっと立夏もドキッとしたことでしょう。
そして、真冬の抱えていたギターの弦を新しくしてあげて、立夏がコードを鳴らすと真冬が目を見開く例のシーン! 原作で読んでいても印象的なシーンですよね。実写化ではもちろん音がついているのでコードの響きもキレイでいてゾワッとさせるものがあるし、「これからドラマティックな物語が始まる…!」と予感させます! 高揚感があるんです!
(次のページへ →2)
※〈コメント注意事項〉個人を特定する情報、また誹謗中傷や他人に不快感を与える投稿はお控えください。ことわりなく削除する場合があります。