【ブルヌー】2021ベストBL〈６〉《実写部門》

■映画『劇場版 きのう何食べた？』(よしながふみ)
西島秀俊さんと内野聖陽さんW主演で大ヒットしたドラマシリーズの映画化。原作は青年漫画雑誌「モーニング」に連載されている、よしながふみ先生原作の人気コミックです。こちらもBLではありませんが、弁護士の筧史朗（シロさん）と美容師の矢吹賢二（ケンジ）の男性カップルが描かれています。ドラマと同じ穏やかな彼らの日常にほっこり。でも、ドラマから少し掘り下げた親子の葛藤などもじんわりと心に染みます。もちろん料理も！　共演はお馴染みの山本耕史さん、磯村勇斗さんも続投し、松村北斗(SixTONES)さんも参加してにぎやかです。詳しいレビューはこちら→『劇場版 きのう何食べた？』レビュー

■TVドラマ『美しい彼』（凪良ゆう）
『流浪の月』が第17回本屋大賞を受賞した凪良ゆう先生のBL小説のドラマシリーズ化。実は筆者はまだまだ興奮が抜けきってません。いやぁ、ほんとに良かった！　個人的には今年の実写化1位と言ってもいいでしょう。「吃音症」を持ち、“ぼっち”を極める高校生・平良一成と、スクールカーストの頂点に君臨する圧倒的なカリスマ・清居奏が描かれます。とにかくキャストがいい！　平良演じる萩原利久さんも、清居演じる八木勇征さんも役にハマっていてめちゃくちゃ良かった！　そして、“平良に不憫萌え”ではなく平良に振り回される“清居に不憫萌え”という逆転現象を、6回のドラマシリーズで見事に描き切ってくれた脚本・演出も秀逸でした！　詳しいレビューはこちら→『美しい彼』レビュー

《実写部門》いかがでしたか？　個人的にはBLの実写化のクオリティが上がってきたイメージで、これからも楽しみにしています。

（文/牧島史佳）

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（情報は記事公開時のものです）

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